治療施設・相談クリニック

兵庫県立粒子線医療センター
重粒子線・陽子線両方の治療が受けられる、世界初・日本唯一の複合治療施設

兵庫県立粒子線医療センター

兵庫県立粒子線医療センター
〒679-5165 兵庫県たつの市新宮町光都1丁目2番1号
URL: http://www.hibmc.shingu.hyogo.jp/
TEL:0791-58-0100(代表) FAX:0791-58-2600
アクセス情報治療に関するお問い合わせ(医師からの相談に限ります)

施設の特徴

  • ・全国の自治体に先駆けて、2001年に誕生した粒子線治療施設です。
  • ・1つの施設で、重粒子線と陽子線の両方の線種を用いることができる粒子線治療施設として世界に先駆けてできた施設であり、がんの種類に応じて、最適な線種の選択が可能です。
  • ・2003年から陽子線治療、2005年からは重粒子線治療を開始し、先進医療の認可が下りた2003年から2016年5月までに治療した患者さまの数は7500名以上に上ります。(うち、重粒子線治療は約2400名)
  • ・多くの患者さまを受け入れる体制が整っており、1日あたり重粒子線・陽子線合わせて最高で80~90人の治療が可能です。
兵庫県立粒子線医療センターの治療実績(2003年度~2015年度。陽子線治療を含む)

兵庫県立粒子線医療センターの治療実績

対象となる疾患と治療期間の目安

重粒子線治療については、下記のがんを対象としています。
疾患によって、陽子線・重粒子線のうち適した線種で治療を行います。

疾患 線種 照射予定回数
頭蓋底腫瘍 重粒子線・陽子線 16~32回
頭頸部腫瘍 重粒子線・陽子線 16~32回
非小細胞肺がん 重粒子線・陽子線 4~37回
縦隔腫瘍 重粒子線・陽子線 16~37回
肝細胞がん(原発性肝がん) 重粒子線・陽子線 4~20回
膵臓がん(原発性膵がん) ※陽子線のみ 25回
腎細胞がん(原発性腎がん) 重粒子線・陽子線 12~35回
前立腺がん ※陽子線のみ 37~39回
直腸がん(術後再発) 重粒子線・陽子線 16~35回
骨軟部腫瘍 重粒子線・陽子線 16~32回
転移性腫瘍(単発性) 重粒子線・陽子線 4~35回

受診するには

主治医の先生から、兵庫県立粒子線医療センターあてに、外来診察予約申込みとして「患者紹介用FAX(1)」と「患者紹介用FAX(2)」の2枚をFaxで送っていただきます。
治療の適応に関する相談は、医師からの相談にのみ、メール相談にて対応しています。
http://www.hibmc.shingu.hyogo.jp/doctor/flow.html

当センターで行う治療は、粒子線治療に限ります。がんの診断のための検査や粒子線以外の診療は、主治医の先生にお願いして行っていただきます。また、治療終了後は紹介元病院で定期的な受診や検査を受けていただきます。その際は、当センターカルテを用いて紹介元病院との連携を密にして経過観察を行っていきます。

その他

粒子線治療資金貸付制度について
粒子線治療料の支払いが困難な方に対し、粒子線治療料の貸付制度があります。

  • (貸付制度の概要)
  • 1. 貸付対象者:国内在住1年以上で世帯全員の総所得金額の合計額が346万円以下の世帯に属する方
  • 2. 貸付対象費用:粒子線治療料(限度額288万3千円)
  • 3. 利子:無利子
  • 4. 連帯保証人:1人
  • 5. 償還期間:10年以内