重粒子線治療とは

重粒子線治療のメリット
「切らずに治す」……体にやさしいがん治療です

「切らない」から、体への負担がかからず、副作用も少ない

早期から中期のがんに対して行われる治療の一つに外科手術があります。これはがん病巣を直接取り出すため、根治性(完全に治すこと)が高い治療法です。ただし、体の一部を切除するために、部位の形を変え、機能も低下させる可能性があります。
体外からの部位照射で治療する重粒子線治療は、「切らない」治療とも言え、メスによる痛みや体への負担が少ないのも特徴です。
参考:「重粒子線治療とは

従来の放射線治療とも比べても副作用があまりありません。重粒子線治療では、がん病巣の形や位置(深さ)に合わせた照射ができるため、その他の正常な器官への影響を抑えます。
参考:「従来の治療との違い

重粒子線治療のメリット

通院治療も可能。

治療は1日1回、週3~4回、合計1~16回程度。期間にすると、最短1日、平均3週間で終了します。
1回の治療時間は、位置決めなども含めて15〜30分程度、照射時間そのものは1〜3 分程度です。
また、主治医の判断によっては通院での治療ができることもあります。

治療回数と期間の目安 ※治療施設や受入の状況によっても変わります。
  回数(目安) 期間(目安)
頭蓋底腫瘍 16回 4週間
頭頸部がん 16回 4週間
肺がん(Ⅰ期非小細胞肺がん)* 1~4回 1日~1週間
肝臓がん(肝細胞がん)* 2~4回 2日~1週間
腎臓がん* 12回 3週間
膵臓がん* 8~12回 2~3週間
前立腺がん 12~16回 3~4週間
直腸がん術後再発 16回 4週間
骨軟部腫瘍 16回 4週間
子宮がん* 20回 5週間

*臨床試験のものもあります。また、施設によって治療できる部位が異なることもございます。詳しくは治療施設にお問い合わせください。(参照:「治療施設・相談クリニック紹介」)

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